常設展: ヒコーキ写真 SIDE STORY 1

令和元年、FSMUSEUM ヒコーキ写真館 JETSTREAMER (ジェットストリーマ)を開館することができました。
今後とも末永くみなさまに楽しんでもらえるような写真館にしていきたいと思っております。

 

オープンまで限りある日数ではありましたが、常設展示室に何枚かすでにアップロードをしております。
いかがでしょうか。

 

初めてのマイ一眼を持ち込んで撮影に挑んだ日のものです。場所は羽田空港で、昼過ぎから夜まで撮影をしていました。
あいにくの曇り空ではありましたが、日中は曇りのほうが露出が合うので、これは決して悪いことではないと思います。
晴れている日の写真もいいですが、曇りのヒコーキ写真も幻想的な絵になることが多いです。

 

はじめての撮影ということもあり、オートをメインに使用していました。
曇りということもあり、オートにするとシャッタースピードが落ちる設定になっていたらしく、結構ぶれている写真が多かったです。
のちに調べて分かりましたが、昼間はシャッタースピード1/1000以上が基本だと思います。十分明るいことが条件ですが、ばっちり押さえたいのであれば、1/2000くらいまで上げておくと思わぬブレに困らされることはないと感じました。
この日以降、私はオートではなくシャッター優先(Tv)で、基本は1/1250~1/1600あたりでとるようにしています。

 

しかしオートの強みは、夕暮れ時です。プロのカメラマンさんであれば、こういうところには敏感ですから、ミスをしないのだと思います。
私はまだカメラを始めたばかりですから、日が落ち始める夕刻は、相当神経をとがらせなければいけません。ほんの数分で、最適の設定が変わってしまうことが問題なんです。時間の変化で、目にはじわーっと空模様が変わるように見えますが、カメラの中では違う。
同じ設定でも、17時と17時半に撮った写真では大違い。10分単位での設定の変更がカギだと思います。

 

こう感じたのは、この次の回に羽田を訪れたときです。
初回の日のオートのブレの件から、この日は一日中シャッター優先でとっていましたので、思わぬ時間の変化で数枚の写真が台無しになってしまいました。これも経験力の差ですね。
逆に今回アップロードした初回の日の写真は、オートのものでしたので敏感な夕刻時の写真は明るさに関しては、ほぼ問題なく撮れていたと思います。ただしブレに関しては多少課題が残る日だったと痛感しています。特にANAの777-300ER, JA792Aの離陸時の写真は、尾翼は良いとしてノーズがブレてしまいました。これは次回への経験値という意味でレパートリーに入れてみました。

 

昼間に関しても、まだまだ写真が残っていますので、追加でアップしていきます。もしかしたら特別展示も行うかもしれません。

 

この日は第1ターミナルへ行く予定もあったのですが、結局ずっと第二ターミナルにいました。南風で、滑走路22, 23へのLDAアプローチをしていたこともあり、スカイツリーと着陸機が交差するシーンを撮ることに夢中になっていたというのもあります。
しかしながら私の望遠は300mm。展望デッキから飛行機とスカイツリーを収めるには少々足りないのです。

 

そこで夜間狙ってみたのが、滑走路22へランディングする飛行機と東京タワー。やはり少々遠い感じもしますが、スカイツリーよりかははっきりと見えます。そこで何枚か撮ったものを今回アップロードしてみました。
シャッタースピードとISO感度の調整がかなり大変でした。なにせ三脚は持って行かなかったので、手振れしないようにできる限りシャッタースピードを上げたいのですが、できるだけきれいな夜景を押さえられるような明るさも担保したかったのです。300mm F2.8、通称「サンニッパ」などの高性能レンズを持ち込めば話は済むのですが、それでは面白くない。もともと常用ISOが高いカメラですので、一世代前のカメラよりはノイズを低めに抑えられているのではと思います。
ちなみにこの経験から、この次の回の羽田での撮影には三脚を持ち込みました。

 

またこの東京タワー × 夜景 × ヒコーキの組み合わせも何枚か撮りましたので、みなさんが飽きないように小出しに行きたいと思います。

 

また時間があるときに、高画質なデータをSOUVENIRコーナーでダウンロードできるようにしておきますので、壁紙にしてみてください。
毎度ですがツイッターやブログのアイコン、背景に設定したりするなどの、すべての無断二次配布は固くお断りします。

 

初回の撮影日の写真は、少しづつアップロードしていきますので、また頃合いをみて遊びにいらしてくださいね。
それではまた。

2019年05月01日