常設展: ヒコーキ写真 SIDE STORY 2

ヒコーキ写真館 JETSTREAMERがオープンしてから、数カ月が経ちました。今回の更新で、常設展示室の写真を全交換いたしました。
たくさんの写真を見ていただきたいと思う反面、あまりの速さで写真をローテーションするとネタ切れするので、今後も基本はこのペースで更新していきたいと思います。

 

また前回のアップでは、いやしくも、フォトコンテストに出そうかなという写真のアップを控えたりしていました。
ただ殆どのフォトコンテストは、個人のHPにアップしたものでも応募できるという規定になっています。ということで今回は割とサービス?して色々アップしてみました。とはいえ今こうやって見てみると、フォトコンテストで戦うには少し弱い写真であると思いますが。(汗)

 

次回もできる限りいいものからアップしていきたいと思います。そのほかの没写真については、TwitterやInstagramなどにアップしていけたらと思います。

 

さて、カメラをはじめてからすでに5カ月ほどたちますが、今回アップロードした写真はカメラ購入から数週間しかたっていない頃の写真です。
いわゆるビギナーズラックという感じで、稀に良いショットが飛び出していることがあるので、今回はそういう写真をかき集めてみました。

 

一部の写真はDPP4で編集したものです。このソフトも扱いにだいぶ慣れてきました。ただ編集していて思ったのは、編集後の写真にばらつきがある、つまりアップした写真にばらつきがあるということです。並べてみたとき、「違う人が撮った写真を集めてきたのかな」と、感じました。これはやはりこのビギナーズラックに起因していると思いました。最近撮ったの画像は、自分が撮った写真として統一感があります。

 

これが悪いことだとは思いませんが、なんだか編集していて気持ちが悪かったです(笑) 最近の写真はヒコーキに限らず、格好良く言うと自分の撮り方がなんとなく映り込んでいるので、この気持ち悪さはないのですが...

 

まあ自己評価はここまでにして写真の説明をしたいと思います。

 

前半8枚は、前回の続きです。私は3枚目がこの日一番よいカットだと思います。初めてということもあり、日が出ている間はオートで撮っていましたが、夜はさすがにTv(シャッター優先オート)に切り替えました。

常用ISO40000、フルサイズということで夜間の撮影には比較的強い6D MarkⅡですが、いかがでしょうか。夜間、光量が少ないシーンでもISO 25600くらいまでならぎりぎり使えると感じました。1枚だけISO 32000の写真がありますが、さすがに少しノイズの強さを感じますね。もし6D MarkⅡを検討している方の参考になればと思います。

 

本当はここまでにしようと思っていたのですが、写真がたまり続けるのもどうかと思いますので、別の日の写真にシフトしてみました。それと夜ばかりの写真もどうかと思ったので。9枚目以降は、4月の頭に再び羽田に足を運んだ時のものです。

9枚目の写真、後ろにうっすら富士山が映っています。実は、この富士山とヒコーキの絡みを撮るというのがこの日の目的の一つでした。4月になると朝の富士山は難しいですね。例のハミングバードディパーチャもなくなってしまいましたし、工事中でクレーンが邪魔していますし、とにかく今年は 羽田×富士山 に関していいことがないです(笑)

 

今後は22から離陸するという話もあるので、22から離陸した飛行機が左旋回したときに富士山に絡むのではと思います。楽しみですね。

 

「朝の富士山はダメか」とがっかりしていたのですが、10枚目、13枚目。撮影当時はまったく存じ上げなかったのですが、Airbus A340、今では羽田で見るのは難しい機種となってしまいました。世界的にも製造数が少ない機種で、日本ではよく成田で見れるそうですが、見られなくなるのはジャンボと同様に、時間の問題だそうです。カメラを始めると、またヒコーキを見る目も変わってきますね。

非常に罰当たりなのですが、撮影当時はこのA340の事情を知らなかったので、ホワイトバランスを調整して遊んでいました。これを修正したため、13枚目は少々不自然な色となっていますが、何卒ご了承ください(笑) 13枚目に移っているヨドバシカメラの建物、浮島町公園に行くときに横切る建物ですね。空港からも結構な存在感があるのですね。

 

11枚目、12枚目は、朝方のせわしない羽田らしい風景を撮ってみました。11枚目は、ガルーダ×ANAのBoeing 777-300ER並走です。並走は羽田でよく見かける景色ですが、まったく同じ機種がここまで並走するのはちょっぴり珍しいですかね?

 

14枚目からは、お昼から夕方ごろまで、第2ターミナルで撮影した写真です。ワイヤーは気にしないでください(笑) 羽田、ワイヤーの間隔をもう少し広くしてくれれば助かるのですが... この日は北風でしたので、34Rからは離陸、着陸がひっきりなしに見ることができます。特に東北・北海道方面および北米方面へ向かう機種は34Rからの離陸となります。夕方にはエールフランスやデルタ、ユナイテッド、アメリカン航空がここから上がりますので夕方は34Rがおすすめです。

第2ターミナルのよいところは、多少天気が悪くてもスカイツリーと絡むという点ですね。ただし国内線の一部の便は、航空管制への配慮?ということで滑走路の端まで行かずに離陸してしまうことも。すると14枚目のように、スカイツリーを通り越してしまうこともしばしば。
ショートカット離陸のみならず、風も影響します。国際線の便は風が弱いとスカイツリーと絡んでくれません。
しかしながらこれらを考慮しても、第2ターミナルは東京らしい写真がかなり高確率で撮れますのでいいスポットです。16枚目なんかは、ベタではありますが、絵にはなってますよね。

 

さて今回、朝方の富士山は、思うようなカットを得ることはできませんでした。しかし、まだチャンスがあると私は考えていました。この富士山、光量が落ちた夕方になれば、季節を問わずシルエットとして浮かび出ると読んでいたからです。あとはそれに見合う夕焼けが得られること、雲が覆いかぶさらないこと。これらの条件がそろえば、思うようなカットが撮れると信じ、第1ターミナルへ戻ります。

17枚目から最後までは、この夕方の紅色に染まる空に浮き出る富士山とヒコーキの写真です。運良くこの美しい景色に出会うことができました。

 

ただ先ほどのように、写真の腕の未熟さから、ワイヤーがかすかに映り込んでいたりします。また今思えばなぜマニュアル露出にしなかったのかという感じ(笑) また今度リベンジしたいのですが、同じ景色は二度と現れないのが風景写真の難しいところですよね。夏になった今、雲があって思うようなカットが撮れない可能性が高いです。これを狙うならば、やはり秋~春が良いのかなと思います。

 

夏といえば、積乱雲と絡むヒコーキ。ヒマワリなど元気な花たちとヒコーキ。ゲリラ豪雨の雷とヒコーキ。
そんな景色と出会えたらなと思います。

 

最後に、大変心苦しいのですが、今回アップロード枚数を20枚と大幅に増やしたため、長辺のピクセルを前回の2048から1024に落としてしまいました。SOUVENIRコーナーで配布する際は、2048ピクセルにして今回アップした内のいくつかをまとめようと思います。拡大時は画質が気になるかとは思いますが何卒ご理解賜ればと思います。また前回まで展示していた写真の一部をSOUVENIRコーナーで配布しております。個人の範囲内でのご利用は自由ですが、二次配布などする場合は必ず事前にご連絡ください。詳しくはこちらをよくお読みください。

それではまた次回もお楽しみに。

2019年08月25日